⭐︎概要

公開 2023/08/04(金)

監督ピーター・ソーン

ディズニー＆ピクサー劇場最新作。火・水・土・風のエレメント（元素）たちが暮らす街で、火の女の子〈エンバー〉は正反対の水の青年〈ウェイド〉と出会い、新しい世界を見てみたいという思いを抱き始める。だがこの街のルールは、”違うエレメントと関わらない”ことだった…。

⭐︎思った通りで思った通りでない予告

ということで、娘のリクエストで観てまいりました。

概要に書いてある「違うエレメントと関わらない」ルールは、街のルールではなくて、主人公のエンバーのおうちの話でした。他のエレメントは一緒に仕事もしてるし、スポーツ大会の応援もしてるし。

要は炎だけが、仲間はずれ。

なぜなら、炎はファイアランドからエレメントシティに移ってきた『移民』だから。

炎だけ違う扱いなのは予想ができたけど、他のエレメントも自分たちのコミュニティを持ってるわけじゃなかったです。

⭐︎これは恋愛映画じゃない

まるでロミオとジュリエットのように、ウエストサイドストーリーのように、炎と水の恋愛物語かと思ったら、私が泣いたポイントはエンバーの親子の物語でした。

もちろん、水のウェイドとの場面もキュンとくるんですが、ちょっとキャラのクネクネ感が漢を感じられず笑

エンバーは、移民第1号の父の期待に応えたいのに、自分がしたいことを見つけてしまった。それを打ち明けた時の親の気持ちがビンビン伝わってきまして。そうだよね、そこだよね！って感じでした。

⭐︎ピクサーの今らしい映画

監督がもともと移民であったこと、その経験を描きたいのはよくわかったし、文化が中東やアジアな雰囲気をもってきて、いかにもなところはあったけど。

話を上手くまとめて、かわいいキャラクターと綺麗な映像。

最近のピクサーらしい映画でした。

★★★⭐︎⭐︎

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